仕事がないと言われている昨今ですが、住宅・建築業界は東日本大震災の復興・復旧作業や、高度経済成長時に建てられた建物の耐震補強工事のために人手が求められている職種です。転職関連でも募集が多く、今後も仕事がすぐになくなる事はなさそうです。公共事業に関しては2000年代以降は経費削減が行われてきましたが、災害時のための安全性を確保するなどの目的もあり、トンネルや橋、道路などを補強する工事が求められています。2011年の東日本大地震により、自然災害への意識が一層高まったことで、住宅・建築への投資は欠かせないものだと考えられてく可能性は大きいです。その他にも、日本の高い技術力を活かしてゼネコンが海外に進出したり、新規の事業を立ち上げるなど活性化している所もあります。

復興、復旧、耐震補強などという仕事ばかりでは未来性がないと感じるかもしれませんが、この業界にはそれとは違った働き方もあります。例えば、地球から宇宙につながる宇宙エレベーターを開発する、などという構想を抱いて仕事をしている職場もあります。そこまで規模が大きくなくても、自分が建設に関わったものが実際に形になる所をみるとやり甲斐と達成感が味わえる業界です。